最近の整備記録ーその28 |
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車名 | セドリック | 整備区分 | LPG車エンジン不調 | ||||
年式 | 平成12年 | 不具合状況 | 低中速回転域のバラツキ |
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型式 | GF-QJY31 | 故障箇所 | EGRV全開固着 | ||||
エンジン型式 | NA20P | 担当者 | KI | ||||
整備レポート | |||||||
点検項目 | 整備内容 | ||||||
1.現象確認 2.自己診断装置の点検 3.エンジンの3要素の点検 4.総合診断 5.故障箇所の点検 |
@冷機時のエンジン始動は非常に難しく、何度もクランキングして何とか始動することができた。アクセルを踏んでいないとエンストしてしまう。 暖機時には、アイドル運転ができる様になる。しかし、バランバランと不安定な回転で何とか止まらずに回転している。 A自己診断装置により診断作業を実施すると、正常コード55が出力された。一応、センサ系にトラブルはなさそうである。 B点火系統の点検 プラグ #2,4の汚れが気になり清掃。 ディスキャップ、ロータ、プラグコード交換 C燃料系統の点検 ミキサをリビルト品交換 AACバルブ交換 D圧縮系統の点検 カムシャフト及びバルブ点検(ヘッドカバー脱着) Eバキュームゲージの点検 アイドル時 200〜250mmHg 減速時 300〜350mmHg F負圧漏れの点検 インマニ取付面にシクネスゲージを差してすき間点検(異常なし) ※以前にインマニの漏れをCRCを吹き付けて、回転上昇により発見したことがあるが、あまりにも回転バラツキが大きいのでできない。 GEGRバルブの作動点検 ダイアフラム下部を指で押しても動かない。ハンディポンプにより負圧をかけてもダイアフラム動かないようだ。 H結果としてEGRバルブが全開で固着して、EGR量が過大になり運転性が悪化したものであった。 しかし、故障探究とは消去法であり、原因と考えられる箇所を順番に整備して行かないと発見出来ないものである。 直接原因だけを修理するのでなく、傷んでいる箇所を早めに交換するのも良い整備方法と思われる。(再発防止になる) |
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