最近の整備記録ーその23
車名 日産 グロリア 整備区分 エンジン不調
年式 平成9年 不具合状況 アイドル回転数不安定
型式 Y33 故障箇所 インタークーラー出口側の
ダクトホースの亀裂
E/G型式 VQ30DET
整備レポート
点検項目 整備内容
1.自己診断


2.AACバルブの点検


3.IGコイルの点検


4.ECUの点検


5.インタークーラーの点検







エンジン暖機後に、アイドル回転数が500〜700RPMで変動する。
試運転を行うと、規定の650RPMで正常に回転する時もある。
自己診断コネクタのCHKとIGNを2秒間短絡しても、診断コードが出力しない。???
AACバルブを取り外して掃除をしてみるが変化なし。
IGNコイル及びスパーク・プラグを取り外し点検したが、特に異常を感じない。
外部診断器によりパワーバランス・テストを行うが、特定のシリンダに異常がない。
データ・モニター機能 燃料噴射時間 2.3msであり、O2センサフィードバック状況はリーン時間がやや長いかな???
以前に、ECUの不良でアイドル時、突然回転数が1000RPMに上昇する故障を直した事があるので、もしやECUかなと疑い交換をしてみる事にした。見事に裏切られた。(同型車を使用しているお客様にECUを借りた)
記憶をたどり、以前、R32のRB20DETで左フェンダー交換後に、アイドル不安定となった車両を思い出した。
もしやと思い、インタークーラーのダクトホースを取り外し点検する事にした。何と、引っ張って外そうとするとバックリ割れてしまった。
ゴムホースに亀裂が入りここからエアー漏れが発生していたのだ。
過去に修理したRB20DETの場合はホースが外れかかりエアー漏れの量が多かったので、ターボで過給した分が外に漏れるのでエアフロメータを通過する空気が多くなるので、過濃混合気となっていた。しかし、今回は漏れ量が少なく、微妙な回転変動を起こしていたようである。
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