投稿整備記録ーその22
車名 ADバン 整備区分 エンジン始動不良
年式 平成12年 不具合状況 ヒューズ切れる
型式 VY11 故障箇所 AACバルブ及びECU
エンジン型式 QG13DE 担当者 YZ
整備レポート
点検項目 整備内容

1.ヒューズの点検

2.エンジン廻りのコネクタ取り外し
  
3.AACバルブの作動点検

4.AACバルブの交換

5.ECUの点検

6.ECUの交換



 ENGCONT2(15A)ヒューズが切れるので、エンジンが始動できないと言う症状です。
 エンジン関係の部品のコネクタを外して、1個ずつ取り付けてヒューズが切れる系統を探ると、AACバルブのコネクタを接続した場合に、すぐに切断することが解った。
 別のAACバルブをコネクタに接続するとヒューズが切れない。
AACバルブに問題がありそうだ。
 しかし、AACバルブが作動しない(IGOFFでAACバルブは全開になるはずであるが、全く動かない。)
 ECUが駆動をしていないと考え、ECUを外して見ることにした。プラスチックカバーを外すと電気部品が焼損した臭いがしてきた。ECUを分解すると、AACバルブ駆動用のIC部と思われる箇所が焼損していた。
 実はこの車は、時々アイドル回転不良の症状により、すでにエアフロメータ及びOセンサが交換されていた。
 おそらくは、AACバルブが原因であったのではなかろうか。
随分とお金のかかる故障でしょうか。
参考  ECU 73,200円(再生品44,200円)
     AACバルブ 12,200円
お金をかけずに、なんとかアイドル状態が維持できるようにするには、写真の様にAACバルブを改造すると、アイドル回転数を固定して使用できます。