投稿整備記録ーその16
車名 クラウン 整備区分 A/T変速不良
年式 平成1年 不具合状況 ODへの変速がおかしい
型式 MS135 故障箇所 スロットル・ポジション・センサ
A/T型式 A340E 担当者 hide
整備レポート
点検項目 整備内容

1.A/T本体の交換

2.ATFの交換

3.エンジン&A/TECUの交換

4.自己診断(コード41)

5.スロットル・ポジション・センサ点検(異常)

6.スロットル・ポジション・センサ交換

 

1. ODへの変速がおかしいという故障ですが、普通に走行していると、4速になかなか変速しないといった故障です。
担当者はAT内部の故障と判断をして、本体をリビルト交換しました。
2.次に、ECUの不良と判断をして、中古品のECUの交換をしました。
A340Eでは、良くある作業ミスであります。
3.走行中にエンジン警告灯及びODランプの点灯はありません。
自己診断を実施すると、エンジン故障コード#41(スロットル・ポジション・センサ系統)であり、電圧点検をすることにした。
4.スロットル・ポジション・センサの電圧点検
 @VC端子  5V(正常)
 AVTA端子 スロットル全閉時 5V(正常時は0.5V位)
           〃  全開時 5V(正常時は4.5V位)
 BIDL端子  スロットル全閉時 5V
           〃    開時 0V
 Cアース端子  0V
          コネクタを外して、アース側の点検(異常なし)
上記の結果、スロットル・ポジション・センサの内部不良と判断をして、交換をする事にした。
5.まとめ
 トヨタ車でダイアグ機能がOBD規格(16ピン)以前の場合は、スロットル・ポジション・センサ系統の故障はエンジン警告灯を点灯させないので、うっかりすると見過ごしてしまいます。
 確実に、自己診断を実施して点検箇所を見つけましょう。