投稿整備記録ーその15 |
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車名 | ローレル | 整備区分 | エンジン不調 |
年式 | 平成9年 | 不具合状況 | アイドル回転不安定 |
型式 | GC35 | 故障箇所 | VTCソレノイドの作動不良 |
エンジン型式 | RB25DE | 担当者 | siba |
整備レポート | |||
点検項目 | 整備内容 | ||
1.自己診断の実施(正常コード) 2.スパーク・プラグの点検(異常なし) 3.点火時期の点検(異常なし) 4.タイミング・ベルトの点検(異常なし) 5.AACバルブの作動点検(異常なし) 6.イグニッション・コイル(パワ・トラ付き)を 6個交換 7.エア・フロー・メータの点検(断定できない) 8.VTCソレノイドの作動点検(作動不良) |
時々アイドル回転が不安定になる。 調子の良いときは、安定して回転している。 不安定状態の時に、シリンダ・バランス・テストをして見ると、どうもNo1シリンダが失火している様に感じた。 1.基本点検として作業内容の1〜5を実施した。 2.No1イグニッション・コイル(パワ・トラ付き)を交換した。 しかし、まだ不安定になる。 3.全部のイグニッション・コイル(パワ・トラ付き)を交換した。 4.アイドル不安定の感じとして、どうもバルブ・タイミングが狂っているのではとの思いがあるので、タイミング・ベルト及び点火時期を点検しているのだが、異常と判断できない。 5.このエンジンは可変バルブタイミング機構が装着されているので、もしやこの機構に問題があり、突然にバルブタイミングが変化してアイドル不安定になるのでは・・・ 6.アイドル正常時にVTCソレノイドのコネクタを外して、試運転をすると不安定にならない事に気づいた。 7.VTCソレノイドを外して単体点検(12V電圧をかけて駆動する)を実施すると、バルブの動きが鈍いようだ、カーボン汚れによるスティックを起こしているようだ。 8.まとめ RB25DEはイグニッション・コイル(パワ・トラ付き)の故障を多く経験しているので、誤診をしてしまった。又、エア・フロー・メータを点検しても断定できず、疑問を残していた。 最近は可変バルブタイミング機構を採用した車両が多くなっており、特にオイルメンテナンスの悪い車両は制御用のソレノイドの作動点検をしっかり実施しなければならない。 |