トヨタ CVTフルードの油量調整
   油量調整はMT又はデフの交換要領と同様の
 考え方で注入口のレベルで、油をポタポタと
 こぼれ落とす方法です。
 (CVTFは油温によりレベル変動があるので
  油温調整をします。)
 
      


 油温検出モード切替

a)イグニッションスイッチをONにする。

b)エアコンをOFFにする。

c)イグニッションスイッチをOFFにする。

dDLC3内のTC-CGを短絡する。

eエンジンを始動する。

f)シフトレバーをPからBまでゆっくり操作した後、
  再びPレンジにシフトする。                    

g)油温検出モードに切り替える。

http://www.jaspa.or.jp/dynatext_html/tech/toyota/to17061/toc/data/figures/to1706102.jpg  

→D操作を1.5秒以内に、

連続6秒以上行う。





油温検出モード切り替え操作方法
 

h)メーターインジケータランプ[D]が2秒間点灯
   
し、 消灯する。

i)フルード温度によってメーターインジケータ
  ランプが消灯、点灯、点滅のいずれかの作動
  をする。

j)フルード温度の調整をする。

k)シフトレバーをPレンジにする。

lDLC3内のTC-CG端子間を開放する。

mCVTフルードの温度を上昇させるため、
   アイドリング状態で暖機する。

n)メーターインジケータランプ[D]が点灯したら、
  すぐに車両をリフトアップする。

 ・フルード補充、調整作業はメーターインジ
  ケータランプが点灯しているときに行う。

 ・メーターインジケータランプが点滅している場合
  は、車両状態の確認後、フルード温度の低下
  を待ってから作業を行う。

   

35℃未満

40℃±5℃

45℃以上

 消灯

点灯


    車種により点灯温度が異なる。
     (35
℃±5℃など

 フルード量の調整

a)オーバーフロープラグを取外す。

b)フルードの状態を確認する。

cオーバーフローする場合フルード量の調整

 ① 流出するフルードが細い流れになったら、
    新品のガスケットを介して、
    オーバーフロープラグを本締めする。

 ② 新品のガスケットを介して、リフィルプラグを
   本締めする。

 ③ エンジンアンダーカバーを取付ける。

 ④ 車両をリフトダウンする。

dオーバーフローしない場合フルードの再補充

 ① リフィルプラグを取外す。

 ② フルードがオーバーフロー部から出てくる
    までリフィル孔よりフルードを注入する。

 ③ 流出するフルードが細い流れになったら、
    新品のガスケットを介して、オーバーフロー
    プラグを本締めする。

 ④ 新品のガスケットを介して、リフィルプラグを
   本締めする。

 ⑤ エンジンアンダーカバーを取付ける。
    エンジンを停止させる。

  

・注入するフルードはトヨタ純正CVTフルードTC
 を使用する。

・フルードレベル調整はメーターインジケータランプ
 点灯時に行う

TC端子を開放しないと正確なフルードレベル
 調整ができない為必ず開放する。

TC端子を開放しないと油温がすぐに調整可能
 温度範囲を超える場合がある。

  
 
 
 
 裏 技

・レベルゲージめくら栓を取り外して、チェンジャーに
 より、フルード交換ができます。

・自分でレベルゲージを作成すれば、このホールで
 油量調整ができます。