最近の整備記録ーその62
車名 ワゴンR 整備区分 エンジン不調
年式 平成13年 不具合状況 時々、エンスト
型式 MC22S 故障箇所 インテーク・カム・スプロケット
エンジン型式 K6A 担当者 kima
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認



2.基本点検


3.OBD診断器による点検






4.結論



  VVT(可変バルブタイミング)解説
  (H11年整備主任者技術研修学科編資料より)

  下の写真は分解した
  インテーク・カム・スプロケットです。
@走行テストをしたが、エンスト現象は発生しない。
問診によると、1週間に2〜3回、信号などで車両を停止させた時に発生するとのこと。

Aアイドル回転数及び点火時期の点検
 エンジン・オイル、エア・フィルター、プラグの点検

B#32(VVT作動異常)が記憶されていた。
再度確認を行うため、RADIO・DOMEヒューズを抜いて記憶を消去した。
走行テストを行い、エンストの発生があり、再び#32を記憶したならばVVT作動異常を確信して交換作業を行う。

Cこの車両は、同じ様な事例が多くあり、この様な判断方法が合理的と思われます。
このK6Aエンジンは、クランク角センサ、ISCVの故障もあるので注意が必要だ。

下の写真はロック・ピン・ホールの損傷により、ピンが固定できなくなり、最遅角位置まで戻れなくなり、進角状態でアイドルとなるためエンストを発生したVVTです。
又このVVTは、加速時にスムーズに進角しない場合は、加速状態に違和感を感じると思われます。