最近の整備記録ーその52
車名 レジェンド 整備区分 エンジン不調
年式 平成8年 不具合状況 始動しない
型式 KA6 故障箇所 PGMFIメーン・リレー
EG型式 C35 担当者 OOZ
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認



2.基本点検














3.燃料系統の点検




4.PGMFIメーーン・リレー
  の点検




5.燃料ポンプの点検







6.結論
@クランキングするが始動しない。
 少し時間を置いてクランキングすると 初爆があったが、すぐに爆発しなくなった。

A自己診断をしようと、青2極コネクタを探したが、なかなか見つからない。
 助手席付近にあるはずなので、グローブ・ボックスの下、助手席の下、助手席足下左側とくまなく探したが見つからない。エンジンECUが助手席足下にあるのでフロアマットを持ち上げて探すが見つからない。
???疲れた
グローブ・ボックスを外して、ヒータ下部に樹脂製の白いアンダー・カバが有ることに気付いた、一番奥に3個のコネクタが装着されていた。
(診断器用3極、EG診断用2極、ABS診断用2極のコネクタ)
診断結果は、警告灯が点灯したままとなり、正常コードを示していた。
!!!何の為に、診断コネクタを探しまくったのだろうか?

Bクランキング時に、タコ・メータが少し振れていたのでクランク角信号は正常と判断していた。
 フューエル・フィルタの燃圧点検用6mmボルトを外して、クランキングすると、燃料がまるで吐出しない。

C運転席の計器下方(ボンネット開用レバー付近)にあり、
  黒色でタバコ箱位の大きさです。
  リレーの作動音点検(リレーを指で触り振動点検) 
  IGONでポッツンと作動振動発生
  クランキングでポッツンと作動振動発生
  リレーの作動は正常

D燃料ポンプ(トランクルーム内)コネクタのポンプ電源線(黒/黄)の電圧点検を実施すると、0Vである。
  テスト棒の接触不良かと思い、コネクタを外して電源線(黒/黄)の電圧点検すると、10Vである。
  再度、コネクタ装着で点検すると0Vとなった。
確認のため、バッテリを持込んで、ポンプに電源を供給すると、元気よくポンプが回転して、エンジン始動が可能となった。

EPGMFIメーーン・リレーの接点接触不良と判断できた。
 駆動点検を行う場合は
 無負荷点検(アクチュエータを外して点検実施)
 負荷点検(アクチュエータを装着して点検実施)

 2つの点検を実施すれば、判断ミスが少なくなると思います。
 ※故障箇所は、フュ−エル・ポンプの電源回路のハンダ割れ