最近の整備記録ーその452
車名 ワゴンR 整備区分 エンジン始動不良
年式 平成10年 不具合状況 三要素正常で始動しない
型式 CT51S 故障箇所 サブ・マフラの詰まり
エンジン型式 F6A 担当者 tan
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認


2.基本点検




3.故障診断




4.原因探求





5.結論
@クランキングをすると、初爆があるようだが始動できない。
 かかりそうな気配があるが、今一、始動せず。

A一応、ガソリン・エンジンの三要素の点検
  ・火花点検(15mm程のギャップで三気筒とも放電できる)
  ・インジェクタ作動点検(コネクタを外して点検ランプの点滅確認)
  ・圧縮圧力点検(各気筒10kg/cm2

B自己診断(正常コード)
  ・燃圧点検(約2.5kg/cm2位なので問題なし)
  ・プラグ点検(少しカブリ気味の状態で濡れている)
  ・バルブ・タイミングの点検(異常なし)

Cプラグを一本外して、クランキングしたら、何と始動の気配が
 高くなった。(かかる気配が強くなった)
 これは、もしや排気系の詰まりがあるのでは、エキゾースト・
 パイプを外して、始動すると、かん高い爆音とともに快調に
 吹け上がるではないか。

D排気系の詰まりを確認する場合は、プラグを外してクランキング
 を行い、始動状態を確認する必要があると感じた。
 (外したプラグ・ホールより排気が行われ始動しやすくなる)
 その後、詰まり箇所を切り分けすれば良い。
 今回は、サブ・マフラ出口の詰まりが原因でしたが、
 触媒内部又はマフラー内の詰まりでは、高回転時のトラブル
 になるのではないかと思われます。