最近の整備記録ーその45
車名 ワゴンR 整備区分 エンジン交換
年式 平成11年 不具合状況 アイドリング不安定
型式 MC21S 故障箇所 カム角センサの形状違い
エンジン型式 K6A
担当者 OG
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認




2.基本作業




3.点検作業










4.原因探求



5.結論
@エンジンを始動して、暖機運転中もアイドリング回転が
 変動して落ち着かない状態である。
 やや暖機が進みアイドリング回転が下がる状態では、
 900〜1500rpmで回転が上下している。

A実は、この車両はエンジンの焼き付きにより、類似車
 (MC22SのK6A)のエンジンを載せ換えしている。
 O2センサはコネクタ配線数の違いがあり、旧エンジンから
 外して交換した。その他の部分は概ね互換性があった。

BHDM3000によりデータ・モニタすると

 点火時期    5〜25°で激しく変動している。

 VVT進角度   60°で固定している。

 タイミング・コントロール・バルブの配線を外して運転しても、
 エンジン の変動は同じである。
 カム角センサのコネクタを外して運転すると、なんと!!!
 回転変動がなくなった。ベストアイドルだ!

Cカムシャフトを確認するため、カバーを外して見ることにした。
 旧エンジンはカム角センサは3個(120°毎)の突起があり、
 新エンジンはカム角センサは2個(180°毎)の突起がある。

Dエンジン型式が同じで外部形状が同様でも、部分的に変更
 があり、エンジン載せ換え作業の難しさを体験した。

    旧型カムシャフト                新型カムシャフト