最近の整備記録ーその41
車名 サンバー
トラック
整備区分 エンジン不調
年式 平成16年 不具合状況 最初は吹け上がり不良
その後、エンジン始動不良
型式 TT2 故障箇所 プレッシャ・レギュレータ
エンジン型式 EN07
担当者 KA
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認





2.基本点検



3.制御装置の点検



4.燃料系統の点検






5.結論

電子制御システム

故障診断要領
1.吹け上がりが悪いとの事で入庫する。
  燃料系統の不良と判断し、燃料及び燃料タンクを点検する。
  燃料タンクの清掃及び燃料の交換を実施する。
  一時的に症状が改善され調子が戻った。
  しかし、その後、エンジン始動不良となった。

2.プラグを点検すると、ビッショリと濡れている。
  燃料の質が悪く、着火できないのだろうか?
  それともインジェクタが漏れているのか?

3.自己診断を実施すると異常がない。
  水温センサ及びバキューム・センサの特性異常
  もないようだ。

4.タンクの点検は問題ないので、インジェクタまでのライン
  を点検する事にした。
  プレッシャ・レギュレータのバキューム・ホースを外して
  点検すると、何と燃料が噴き出した。
  ホースの出口を押さえ燃料の噴きだしを止めて、エンジン
  を始動すると、正常に始動できた。

5.プレッシャ・レギュレータのダイヤフラムの破れにより
  バキューム・ホースから燃料をマニホールドに多量に
  噴きだし、過濃混合気となり、始動不良になったものと
  推測される。
  しかし、1万Kmも走行していないのに、何でこんな故障
  が起きるのだろう。
                   フューエル系統      フューエル・ポンプ   プレッシャ・レギュレータ