最近の整備記録ーその40
車名 ボンゴ
 フレンディ
整備区分 ジーゼルエンジン不調
年式 平成9年 不具合状況 加速するとノッキング音
が異常に大きい
型式 SGLW 故障箇所 高圧パイプの誤配管
(#2と#3の組付違い)
エンジン型式 WL−T 担当者 TN
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認



2.基本点検


3.制御装置関係の点検




4.噴射ポンプ配管の点検


5.結論
@加速をすると、ノッキング音が異常に大きく発生する。
(アイドル時はゴロゴロゴロという感じの音であるが、加速するとガラガラガラとかん高いジーゼル・ノック音になる。)

A噴射タイミングの点検(タイミング・ベルトの合いマークを確認)
 噴射ポンプの取付位置の点検(おおよそ遊び範囲の中央)

BEGRバルブの作動点検(バキューム・ポンプにより負圧をかけて
バルブの動きを確認する。バルブの開閉はスムーズに動くようだ。)
 スロットル・センサの点検(アイドル及び加速時の電圧確認)

Cフューエル・リターンホースの点検
 高圧パイプの点検

Dこの修理は燃料漏れの為に、リビルト品と交換後、この症状を起こしたのであり、高圧パイプ#2と#3の誤配管でした。
排気上死点(吸入始め)で噴射されるので、アイドル時は普通に回転しているが、高回転になると過給され過早着火となり、ノッキング音が大きくなったものと思われます。
この様な症状になることが確認でき、なんと! 新発見である。