投稿整備記録ーその36
車名

日産 ウイングロード

整備区分 エンジンの故障
年式 平成10年 不具合状況

エンジン・チェック・ランプ点灯
エンジンの不調は感じない

型式 Y11 故障箇所

タイミング・チェーンの摩耗

エンジン型式 QG15DE 担当者 POS
整備レポート
点検項目 整備内容

故障コードの点検




点検作業

   
整備作業




まとめ

1.自己診断  P0335(POSセンサ信号系統)エンジン回転中
          (PHASE信号入力時)にPOS信号がある時間入力されない。
           ※PHASE信号とPOS信号の位相に異常が発生したために、
            故障コードが記録されたものと思われる。

2.チェーン・テンショナーの点検
  プランジャ部の露出長が20mm(チェーンが伸びた状態と判定できる長さ)

3.排気側カムシャフトバルブタイミング調整
  (PHASEセンサは排気側カムシャフトに装着されているので、
   チェーンが伸びた分を考慮して、スプロケットを1コマ進角させる。)


4.チェーンが1コマ位伸びて、バルブ・タイミングに遅れが生じ警告したわけなので、
  1コマ進角させて、POS信号との位相ズレを規定内にする。

  
QG型エンジンは、下記の写真の様に、カム・スプロケットを取り外すと
 合理的な作業ができる。
  CR型エンジンは、センサが吸入側に装着されているので、吸入側を
 進角させること。

QG15DEエンジン解説書

CR10DEエンジン解説書
 

    QG15DE タイミングチェーン解説図

 CR10DE タイミングチェーン 解説図