最近の整備記録ーその78
車名 マーチ 整備区分 エンジン不調
年式 平成12年 不具合状況 エンジン警告灯が点灯
型式 K12 故障箇所 タイミング・チェーン
エンジン型式 CR12DE 担当者 OG
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認


2.基本点検






3.整備










4.推測





5.結論
@しばらく走行すると、エンジン警告灯が点灯して、息付き現象が発生した。

A自己診断(P0340:カム・ポジションセンサ系統)
 カム・ポジションセンサを取り外して点検(外観異常なし)
 コネクタの接触状態点検(異常なし)
 異常コードを消去して、再度走行テストすると、又
 P0340:カム・ポジションセンサ系統が記憶された。

Bセンサ不良と判断して、交換をする事にした。
 この車両は、カム・ポジションセンサとクランク・ポジションセンサの2つが装着されている。
 万全を期するために、2つのセンサを交換する事にした。
 ところがなんと、新品のクランク・ポジションセンサを装着すると、以前より調子がわるくなった。
 2000rpm以上回転が上がらない。
 新品センサの不良か???
 しかたなく元のセンサに戻した。

Cおそらく、タイミング・チェーンの延びにより、位相がずれて、異常コードを記憶するものと思われる。
 新品センサを装着すると、わずかに取付位置がずれて以前より位相ずれが大きくなり、余計に不具合現象が顕著に現れたものと考えられる。

D予想通り、分解してみるとテンショナがかなり伸びている。
 吸気側のバルブタイミングを1コマ進角させると、クランク角センサとの位相が規定内になる。
 これで、少しの期間は通常運転が可能になる。