最近の整備記録ーその75 |
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車名 | クラウン | 整備区分 | エンジン難解整備 |
年式 | 平成10年 | 不具合状況 | タイミングベルト交換後始動不良 |
型式 | JZS151 | 故障箇所 | クランク角センサの歯折損 |
エンジン型式 | 1JZ−GE | 担当者 | KU |
整備レポート | |||
点検項目 | 整備内容 | ||
1.現象確認 2.基本点検 3.自己診断 4.クランク角センサの点検 5.結論 6.教訓 |
@スタータを廻しても初爆はあるが、エンジンが始動しない。かかりそうであるが、始動できない。 Aバルブ・タイミングの再確認(異常なし) エンジンの3要素の点検 @火花点検(#1〜#6全部点火している) A燃圧点検(異常なし) インジェクタ作動点検(作動あり) B圧縮圧力(全部 10Kg/cm2以上ある) VVT−i の点検 VVT本体を回転方向に廻すと約30°回転できる。 (修理書によると、正常な動き) スパーク・プラグの点検 黒くくすぶっている。 B正常コード 何だか解らぬうちに、整備に疲れる事2日間程? Cもしやとの思いで、タイミング・ベルトを外して、 クランク角センサの点検を行うと、何とした事か、 歯が折損している箇所がある。 D実は、タイミング・ベルトを取り外した際に、クランク フロントのオイル・シールが油漏れしていないかを 確認する為に、クランク・ギヤを少し前に引っ張り出し 点検を行ったのでした。 写真の様な、換気口金具があり、これに歯が 当たり折損したものと思われます。 歯が折損してしまえば、取付時もスムーズに ぶつからずに組み付いてしまいます。 E1JZ,2JZのクランク・ギヤを抜き出す場合は、 必ず、換気口金具を取り外して行うことである。 この構造は、修理書にも記載がなく、謎の構造 であります。注意をしましょう。 参考までに・・・・ クランク・ギヤの在庫状況 部品センターには常時在庫あります。 多くの方が、同じ過ちをしています。 自然に壊れる部品ではありません。 |
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