最近の整備記録ーその73
車名 ハイエース 整備区分 エンジン不調
年式 平成5年 不具合状況 エンスト
型式 LH100G 故障箇所 粗悪燃料
エンジン型式 2L-TE 担当者 NK
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認






2.基本点検



















3.結論



  2L−TEエンジン配線図
@走行テストを1Km程すると、アイドルル時にエンストして、再始動が出来なくなった。
 
5〜6分間、点検をして再始動すると、始動ができた。
再度、アイドルにして点検を続けると、エンジン回転が上昇して黒煙を吐いてエンストした。
 エンジン・ルームの後部からジーという異音発生。

A燃料系統
  ・フューエル・フィルター交換

  制御系統
  ・スピル・バルブの点検(接続状態)
  ・回転センサの点検(接続状態)
  ・タイミング・コントロール・バルブの点検(接続状態)
  ・ヒューズ及びメーン・リレーの点検

  ・自己診断(正常コード)
   エンスト直後に、診断を実施すると、警告灯が
   点灯したままとなる。?

   始動できる状態になり、診断を行うと、
   点滅して正常コードとなる。
   ?もしかして、ECUの不良?

  ・ECUの点検(接続状態及び内部部品に損傷なし)
 
  ※接続状態及びECUの加振点検(振動を加える)

B入庫当時は、始動性が悪かったが、フューエル・
 フィルター交換後はスムーズになった。
  フィルターを良く観察すると、黒い汚れが感じられる
 のでもしかしてと思い、燃料の交換を実施した。
 その後、エンストが発生しなくなった。
 エンスト直後の、自己診断で警告灯が点灯したまま
 となる現象が不可解である。
 又、エンジン・ルームの後部からジーという異音発生
 はおそらく、グロー・リレーのチャタリング音のような
 気がする。