最近の整備記録ーその68
車名 ティーダ 整備区分 エアコンの故障
年式 平成16年 不具合状況 コンプレッサが時々回転しない
型式 C11 故障箇所 マグネット・クラッチ
エンジン
型式
HR15DE 担当者 YA
整備レポート
点検項目 整備内容
1.現象確認




2.自己診断の点検





3.冷媒圧力センサの点検





4.吸込温度センサの点検





5.結論
走行テストを行うと、やっと現象が発生した。
 コンプレッサが回転していない、エアコンの冷えが悪くなってきた。
 一度、エンジンを停止させて点検をしていると、正常に戻ってしまった。
 
②AC/OFF SWを押し続けて自己診断モードを実行する。
 
 ステップ4により、マグネットクラッチ ON 信号を点検
 (作動異常なし)


冷媒圧力センサの点検(信号端子2:中央)

  3:電源 端子  5V
  2:信号 端子  1.5V (ガス圧 12Kg/㎠ )
  1:アース端子    0V

④吸込温度センサの点検

 ステップ5により、吸込温度センサの認識温度を点検すると、
 コンプレッサON状態後 で4℃を示していた(作動異常なし)


⑤このタイプは、冷媒圧力センサ信号をエンジンECUに入力しており、CAN通信によりIPDMにその情報を伝達している。
吸込温度センサ信号はACアンプに入力して、コンプレッサON信号を
BCM
とやり取りしている。
  CAN通信によりIPDMにその情報を伝達している。
  情報のやり取りが複雑であり、診断が混乱してしまう。

  マグネット・クラッチが作動不良になった時は、作動電圧が入力されていたので、もしやと思いマグネット・クラッチに直接電圧をかけて
試運転をしていると、クラッチが作動不良になり、エアコンが冷えなくなった。
  マグネット・クラッチが時々作動不良になる難しい故障でした。

   オート・エアコン・システムの概要

   センサ及びアクチュエータの点検