最近の整備記録ーその63 |
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車名 | ローレル | 整備区分 | エンジン始動不良 |
年式 | 平成10年 | 不具合状況 | スタータの回転おかしい |
型式 | HC35 | 故障箇所 | クランク角センサ |
エンジン型式 | RB20DE | 担当者 | TAK |
整備レポート | |||
点検項目 | 整備内容 | ||
1.現象確認 2.基本整備 3.試運転 4.Gスキャンによる診断 5.クランク角センサの点検 6.結論 |
@エンジンを始動させると、クランキングの回転がスムーズに廻らない。グー、グー、グーといかにもスタータ不良又はバッテリ電圧低下の様な現象に思われる。 Aスタータ関連の整備 ・スタータの分解点検 ・バッテリ・ケーブルの修理(+側及び−側の補強) バッテリの交換 Bスタータの整備後、始動性が向上したので、試運転を行うと、信号で停止時にエンストし、その後始動不良になった。以前と同様にセルモータの廻りがおかしい。 しかし、何度か始動を試みるうちに、点火時期が合っていない時の徴候に似ていると感じ取った。 お試しに、クランク角センサのコネクタを外し、クランク信号なしでエンジンを始動してみると、何と!勢いよくクランキングできる! C自己診断は正常コードです。 エンスト時のデータを記憶させ、読み出して確認すると、エンスト前に点火時期が異常に早くなっているのを確認できた。 Dクランク角センサを外して、驚いた。 センサ・プレートが真っ赤に変色している。シャフトを廻すとゴロゴロと回転が重い。ベアリングが焼き付いて真っ赤な粉を飛ばしているではないか。 Eクランク角センサのシャフト・ベアリングの錆がセンサ・プレート及び光学センサ部に付着し、誤作動を起こして点火タイミングが不安定になり、始動不良及びエンストを発生させたものと思われます。 走行距離15万Kmの車両は、クランク角センサ新品4万円の出費はできないので、ベアリングのみ交換を実施した。 ベアリング代350円×2個=700円で仕上げた。 |
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